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本日もブログをご覧いただき誠にありがとうございます。

本日は、最近当院にご来院いただいた腰痛の患者様からお聞きした事を書かせていただきます。

その患者様は、当院に来院されるまで約１年ほど整骨院に通われ、痛いところのマッサージや電気治療をされていました。

しばらく通ってみてくださいと言われ、先生の言うように通院をしていたのですがほとんど改善しなかったので当院に来院されました。

ある日、あまり改善が見られないので患者様は先生に尋ねたそうです。

「先生、なんだかあまり良くならないのですが、このまま腰を揉めば良くなるのでしょうか？

他に原因があるのでしょうか？」

その先生はこのように答えたそうです。

「私は、◯◯さんが腰が痛いとおっしゃるので腰を揉んでいます」と。

はっきり言わせてください。

腰が痛いからと言って腰を揉んでいてもほとんど改善は見られません。

なぜなら、腰痛の原因のほとんどは

「腰にはない」からです。

例えば、デスクワークで長時間座っている時や、農作業で立っている時間が長い場合、頑張っているのは腰だけではないですよね。そのような時に、治療すべきは腰なのでしょうか？

もちろん違いますよね。

人間の体はどんな状況でも生活しなければならないので、一ヶ所が痛くなっても他の場所がその分まで過剰に働き補うように調整しています。

しばらくの間でしたらその状態でも生活できるのですが、時間の経過とともに負担が大きくなり痛みが発生するのです。

なので腰が痛いからといって痛いところを揉んでいても改善が見られない場合が多いのです。

私は、治療をする前に患者様の既往歴や、生活歴、仕事歴などを必ずお聞きします。

そして、体のどこに負担がかかっているのかを検査しながら治療方針を組み立てます。

腰だけ見るのではなく、その患者様の全体像に着目しなければ腰痛は絶対に根本改善しないのです。

本日もブログをご覧いただき誠にありがとうございました。

院長　矢崎凌馬